創造力はみんなに与えられた宝物。寝るや食べると同じ感覚で生まれ出てくる表現たちを見ると、あらゆる枠を飛び越えて「これでいいのだぁ～」と思えてくることでしょう。ありのままの表現はまるで大自然のようです。

障がいのある人や地域のアーティスト、こどもたちなど、さまざまな人の表現をミックスして展示します。「表現すること」が特別な人の特別な行いではなく、誰にとっても「生きること」の延長線上にあるのだということを感じることができると思います。

展示作品の前に立った彼／彼女の胸の奥の問題が形として顕れていて、それまで何かの理由によって停止していた考えが、新たにポジティブになっていくという心の可能性への試行をARTとして位置付けています。

作品を通して彼らの豊かな“人間らしさ”に触れてみてください。瑞々しい“声”に耳を傾けてください。驚くほど自由で、ひょいっと常識を超えていってしまう彼らの表現は、既成概念で凝り固まった多くの人に気づきを与えてくれるはずです。