佐賀県生まれ。多摩美術大学卒業、個展、グループ展などの参加多数。2007〜2008年に文化庁「新進芸術家海外留学制度」研修員としてサンパウロに滞在し、ブラジル現代美術のリサーチや先住民インディオの文化を学ぶ。2014年に長野県中川村に移住。2018年より障がい者支援施設「長野県西駒郷」に勤務し、知的障がいがある人たちのアート活動を支援。オープンアトリエやアートワークショップの講師、展覧会キュレーター等も務める。
障がい者支援施設に勤務してアート活動のサポートに携わる中、常識を軽く超えていく驚くべき世界観や創造性に日々出会います。この貴重な出会いを多くの方とシェアしたいという想いを胸に今年もキュレーターを務めさせてもらいます。
「障がい者は普通の人間にはコントロールできない特別な力を持っていて、人々に何かを教えるために遣わされたヒーラー(癒す者)だ」
この一節は若い頃ネイティブアメリカンの文献の中で見つけたもの。最近改めて思い出すことが多くなりました。
今年も多種多様な作品を紹介します。心動かされる豊かな表現に会いにきてください。作品と対話する中で何か特別な教えに出会えるかもしれません。