20年近く美術館学芸員として勤務する間に、障がいのある人の表現に出会い、その魅力に心酔して、作品展やワークショップを企画するようになる。
2014年から「ながのアートミーティング」の活動に参加、福祉施設への出前アートワークや地域のイベントで多様な人が参加する「ごちゃまぜアートワーク」を開催。
2016年より障がい福祉施設に勤務し、利用者の表現活動をサポートする。
2020年、茅野市で芸術療法士の西川直子氏とともに、「アトリエももも」を始める。
2016~2021年、長野県主催の障がい者の芸術作品展「ザワメキアート展」の実行委員を務める。
私は今、障がいのある人が通う事業所に勤めていますが、ともに活動していると、毎日が笑いや驚きの連続です。
何気ない行為や習慣の中に、独特な感性や面白い発想や心揺さぶる表現があって、サポートする私の方が、すっかり感化されてしまいました。
彼らを福祉施設の中だけにとどめておくのはもったいない。
私が受けた感動を多くの人にも体験してほしい。
そんな思いから、「対話アート」の中で、主に障がいのある人の作品を紹介させていただいています。
アートを通じて彼らと出会い、その方の魅力を存分に感じていただきたいと思っています。